25 Or 6 To 4 / Chicago

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シカゴII シカゴと23の誓い~デラックス・エディション
シカゴII シカゴと23の誓い~デラックス・エディション

1970年に全米4位を獲得した大ヒット曲。邦題「長い夜」。

大寒波の襲来で、日本列島北から南まで大雪だった今日は、実は冬至である。大雪のニュースに掻き消されて、季節の話題は何処かへ吹っ飛んでしまった。冬至は一年の中で最も昼が短く夜が長い日だが、雪空の下では昼も一層短く感じてしまう。
冬至=夜が長い=長い夜、ということで曲を選んだ。字面は同じでも、意図するものは違う。
1980年代の大ヒット・バラード曲を連発していた頃の Chicago は、当然、リアル・タイムで知っている。なので、FM の Chicago 特集番組で初期の楽曲を聴いたときは、1970年代と80年代で曲がかなり違うことに驚いた。1970年代の曲は、ホーン・セクションによるスケールの大きな力強い曲という印象が強いのだけれど、1980年代のバラードは商業ロックの洗礼を受けたというか、綺麗にまとめられすぎているように思う。
ブラス・ロックを代表する Chicago は、その長い音楽活動の間にバラエティに富む種々の楽曲を世に送り出している。その中で 25 Or 6 To 4 は Chicago にしては珍しくギター・ソロも際立つハードな曲で、私は結構好きである。いかにも1970年代アメリカン・ロック、という音が味を出している。ちなみに、25 Or 6 To 4 とは「4時25-6分頃」という意味になる。これだと、いくらなんでもそのまま邦題にはなり得ないから、「長い夜」と意訳したのも仕方のないことであろう。聴き始めの頃は原題と邦題が一致しなくで、しばし頭が混乱したこともあった。(LP を買って日本語解説を読めば謎が分かったのかもしれないけれど)。最近は原題をカタカナ表記にしているけれど、25 Or 6 To 4 に類するような原題の場合どうするのだろう?

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