Cyndi Lauper の快進撃は、1984年春のこの曲から始まった。
昨年秋に発表された、日本での Cyndi Lauper の Farewell tour。初日となる大阪公演の日を迎えた。ウドー・プレミアムメンバーズで入手した席は、30列前半上手側でかなり見えにくく、あまり良い席ではなかった。なお、携帯電話やスマートフォンでの写真撮影・静止画撮影は許可されていた。Cyndi Lauper としては久しぶりのアリーナでのライヴ、完売とはならなかったものの、客席はかなり埋まっていた。開演時刻の18時を10分近く過ぎてから客電が少しずつ消され(珍しいパターンだ)、遂に最後のライトも消えてライヴが始まった。セットリストは配布物に入っていた SONY MUSIC によるプレイリスト(私は Amazon Music を利用)と、setlist fm を参照した。
2025.4.19 Cyndi Lauper @ Asue アリーナ大阪
- She Bob
- The Goonies ‘R’ Good Enough
- When You Were Mine
- I Drove All Night
- Who Let In The Rain
- Iko Iko
- Funnel Of Love
- Sally’s Pigeons
- I’m Gonna Be Strong
- Sisters Of Avalon
- Change Of Heart
- Time After Time
- Money Changes Everything
- Shine (Encore)
- True Colors (Encore)
- Girls Just Want To Have Fun (Encore)
Cyndi Lauper は70代(1953年6月22日生まれ)とは思えないパワフルな歌声だった。Cyndi のおしゃべりには日本語通訳が入り、開演早々、このライヴは音楽と芸術の融合を目指している、一方通行ではなく、皆で一緒に創る旨のことを話していた。確かに、曲に合わせた映像は非常にアーティスティックで美しいものだった。また、ステージ上で衣装を着替えたり、舞台裏で衣装やウイッグを変えている様子を映したりとサービス精神にあふれたものだった。
1980年代のヒット曲は、後半に演奏された。Time After Time の前に観客にスマホのライトを点灯するよう促し、会場が星で満たされたような美しい光景となった。一人一人が少し変われば、大きな変化になるって言ってたように記憶している。Sally’s Pigeons の前に、以前、女性は洗濯と掃除だけできれば良いと言われていた、1972年までは女性の名前だけでクレカを持てなかった、とかなんとか言っていたが、女性もいろいろできるようになった社会の変化の歴史を振り返りながら、Time After Time を合唱していた。
アグレッシブな Money Changes Everything で本編終了。まだ、サブステージ使っていない。
暫くアンコールを促す拍手が続き、いよいよアンコールとなった。True Colors で客席に降りてサブステージに移動。Cyndi のが手にした布が吹き上げられていたけれど、あまり良く見えなかった。(今回は席が良くなかった)。ラスト、Girls Just Want To Have Fun の前に、96歳のアーティストとコラボしたことを話す。Cyndi がメインステージに移動し、そのバックスクリーンは白地に赤の水玉、そして草間彌生氏(1929年3月22日96歳)の姿が映されている。確かに、音楽とアートの融合。Girls Just Want To Have Fun、女性も自分がしたいことをしたい!Cyndi の一貫したメッセージだ。
Cyndi は「ありがとう。じゃあね」と言ってステージを去っていたけれど、まだまだ元気。Cyndi 次第だろうが、2、3年後に再び来日公演を行っていそうだ。(KISS や MR. BIG の例があるし)。
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