Live 1969
40年前のライヴ音源、遂に日本盤発売。
今日から Simon & Garfunkel 16年振りの来日公演が始まった。
一旦はソールド・アウトとなった7月10日の東京ドーム公演は追加席が発売されているし、7月12日の大阪ドーム公演は予定枚数終了の表示。大阪で月曜日の公演なのに何とソールド・アウト!ぴあ店頭でアリーナの座席表を見せてもらったが、縦約90列、横最長約270列と、これまでの洋楽アーティストのライヴでは見たことがない座席番号に驚いたが、それが全て売り切れたとは…。恐るべし Simon & Garfunkel。(2005年12月にサザンオールスターズのライヴを観にいった時は、アリーナからスタンド最上部まで観客がぎっしりだったので驚いたが、それに匹敵するくらいチケットを販売したのだろうか?)
予習は
エッセンシャル・サイモン&ガーファンクル
で十分だろうと思っていたのだが、先日ふらっと立ち寄った某 CD ショップで LIVE 1969 を見かけ、ポイントが貯まっていたこともあり衝動買いしてしまった。
いつもの様に iTunes に取り込んでから聴いたのだが、40年前のライヴというのに音が良いのにまず驚いた。そして、Art Garfunkel と Paul Simon のハーモニーの美しさに感動。使用楽器がギター、そして曲によってはピアノとベース、ドラムスが加わるシンプルな構成だからこそ、彼らのヴォーカルの美しさがストレートに伝わってくる。ある意味、スタジオ録音より良いかもしれない。
全ての楽曲が素晴らしいが、特筆すべきはその当時まだ世に出ていなかった Bridge Over Troubled Water だろう。ピアノのイントロ中に「我々の新曲の一つ、Bridge Over Troubled Water」(in English)との紹介があり、Art Garfunkel が朗々と歌い上げる。誰も聴いたことがない曲だから、イントロでは何の反応もない(今では信じられない光景)。しかし、曲が終わるや賞賛の拍手、そして口笛の嵐。20世紀を代表するバラードの名曲そして Art Garfunkel の熱唱は、一瞬にして観客の心を掴んでいた。
LIVE 1969 から40年、全盛期のような歌声は期待できないとは思う。(大阪は名古屋、東京×2の後だし、どこまで声が出るか心配でもある)。音楽界に大きな足跡を残した偉大なデュオの姿を目に焼き付けてこよう。
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