ライヴ!!
38 Special 初のライブ・アルバム。1999年8月アメリカ、South Dakota 州 Sturgis で行われたライブを収録。
1984年4月29日、大阪フェスティバル・ホールで 38 Special のコンサートは行われた。当時、学生のため夜間コンサート禁止令が出ていたが、このコンサートだけは絶対に行かせてほしい、と親を説得して見に行った。
本当に行っておいてよかった。
その後、1986年に Like No Other Night が全米 No.14 になろうが、1989年に Second Chance が全米 No.6 まで昇ろうが、結局、1984年以後来日公演は行われなかった。
1984年といえば、彼らもコンスタントにヒット曲が出て、アメリカではヘッド・ライナーでツアーしている時代だった。Huey Lewis & The News や Bon Jovi が前座だったという、38 Special の日本での人気のなさから考えると信じられないくらいのラインナップだった。
当時の 38 Special は、トリプル・ギター(ボーカルの Donnie Van Zant もギターを弾く)にツイン・ドラムスといった、典型的サザン・ロックの編成の頃。一曲目から大音量の演奏だったので、すぐに耳がおかしくなった。音量の設定をアメリカと同じ感覚で行ったのに違いない、としか思えない。アメリカは1万人クラスの会場、日本は2000人クラスのホール。いくら、日本では3公演しか行わないからって(おまけに、大阪は最終公演)、もう少し考えて欲しかった。そういえば、この頃、ライブの後に騒音性難聴になることも殆どない。1980年代のライブでは、よく耳がおかしくなったものだった。
21年も前のことだから、曲順も覚えていない。何せ大音量で、せっかくの歌もギターも台無しに近かった。ただ、ツイン・ドラムスは全くシンクロしていたので、別にツインでなくても、、、と思ったのを覚えている。
38 Special も紆余曲折を経て、ツイン・ドラムスはなくなり、キーボードが入る編成になってしまった。
もっとも、上記のライブ・アルバムは 38 Special 全盛期の曲目、かつ Second Chance (この曲はボーカルの要 Don Barnes が 38 Special を離れていた時にヒットした)抜きなので、1984年当時を彷彿させるものである。
コメント