エスケイプ
ESCAPE ラストの名曲 Open Arms の前に収録されているパワフルなバラード。
昨日、17歳高校生が母親を殺害し、切断された頭部を持って警察に自首したという、おぞましい事件が日本中を震撼させた。ここ数年、子供による親殺しの事件が続いている。
また、熊本市の病院に設置されたいわゆる「赤ちゃんポスト」に、3歳位の男児が父親によって預けられていたとの報道があった。想定されていた乳児ではなく、物心ついた幼児が預けられていたことに一層痛ましさを感じる。
いつの間に、親子関係というのがこんなにおかしくなったのだろう。
息子に殺された母親、息子を他人の手に委ねなければならなくなった父親。
あまりにも悲しい報道を見ていたら、Steve Perry が叫ぶ Mother, Father というフレーズが頭の中に流れてきた。
ESCAPE か。
当然、LP を買っている。主に A 面ばかり聴いていて(Don’t Stop Believin’、Stone In Love、Still They Ride が好き)、B 面はたいして聴いていなかったけれど、やっぱり、それなりに曲とタイトルを覚えているものだ。
久し振りに ESCAPE を取り出して Mother, Father を聴いてみた。1980年代は Mother, Father の重さ、パワフルさがあまり好きではなかったのだが、今聴いてみるとこのドラマチックさが抵抗無く耳に入ってくる。ついでに、Mother, Father → Open Arms と続けてみた。Mother, Father で盛り上がったことで、Open Arms の感動が引き立つという曲順の素晴らしさに、今頃気が付いた。
Journey の数あるベスト盤の中で
エッセンシャル・ジャーニー
に Mother, Father は収録されているけれど、曲順を考慮したオリジナル・アルバムにはかなわない。
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