Promises その2 / Def Leppard

1999年に発売されたアルバムの2曲目。

洋楽のライヴとしては久し振りのオリックス劇場（旧大阪厚生年金会館）。
開演30分前の18時半ごろ到着すると、会場の向かいの公園に人が集まっている。何事かと思えば、会場に入る人々の長蛇の列だった。
こんなこと初めて。
会場に入ったら入ったで、グッズとは別の、パンフレット専用売り場も長い列が出来ていた。
今回は Def Leppard 側で VIP チケットを売っていたので（金を出せば良い席とグッズが付くという、資本主義そのものの仕組み）、BEAT CREW での席は 2 CELLOS や Olivia Newton-John の時みたいな良席は期待出来なかったけれど、それでも9列目上手側（ただし、端の方）の席が回ってきた。
オリックス劇場は舞台上手側・下手側に花道部分があるので、メンバーがステージの端から端まで巡ってくれることを思うと、端も悪くはない。
昨今の SNS 重視か、Def Leppard もスマホ・携帯による静止画の撮影は許可されていた。
19時頃から会場 BGM に Queen の Brighton Rock、そして、AC / DC の Shoot To Thrill が流れ、ステージでは Rick Allen がスタンバイしているのが見えたところで、客電が落ちた。
2015.11.10 Def Leppard @オリックス劇場
01 Let’s Go
02 Rock! Rock! (Till You Drop)
03 Animal
04 Let It Go
05 Foolin’
06 Promises
07 Love Bites
08 Armageddon It
09 Rock On
10 Undefeated
11 Two Steps Behind (acoustic Joe のソロ）
12 Rocket
13 Bringin’ On The Heartbreak
14 Switch 625
15 Hysteria
16 Let’s Get Rocked
17 Pour Some Sugar On Me
Encore
18 Rock Of Ages
19 Photograph
ホールでのライヴなので、ステージ・セットはシンプルなもの。バックドロップもなく、動画を映すスクリーンもなく、ただ、ドラムセットが設置されている数段の段差と、美しいライティングのみ。武道館では海外同様の大掛かりなセットだったようだが、大阪での Def Leppard はこれまで2000人前後収容のホール規模の会場が多かったから、こんなものだと思って観ている。逆に、ステージ狭しと動きまわるメンバー達に集中出来る。
Joe Elliott はいつも通りの貫禄。Phil Collen は最初から上半身裸。Rick Savage は若い時と変わらず格好良い。Vivian Campbell も元気。（Viv の定位置は下手側なので、あまり見えなかったけれど）。Rick Allen は渋い。
セットリストについては、9日の武道館では Paper Sun だったのが、大阪では Promises に変わった以外は変更なし。個人的には Promises が好きなので、今回のセットリストで良かった。（記事のタイトルも 2004年12月26日以来の Promises にするきっかけになった）。

お披露目ツアーのはずが、新作からは Let’s Go の1曲のみ。リハーサルが間に合わなかったのか？
Two Steps Behind は Joe Elliott のアコースティック・ギター1本で、Joe と観客との合唱。（俺様、満足そうだった）。
Bringin’ On The Heartbreak は最初から通常ヴァージョン。過去の記録（2011年11月 7日の記事参照）を見ると、最初から electric は2002年以来だった。
Let’s Get Rocked 以降は、いつも通り大合唱で本編終了。
今回はアンコールに Rock Of Ages そして Photograph。この2曲がアンコール！

から知る人間として、昔を思い出しながら合唱していた（俺様、やっぱり Photograph は声が出ていなかったが）。
終演は20時50分頃で、約1時間40分のライヴ。もう少し観たいが、前座のつくワールドツアーとのセットリストとの兼ね合いを考えると、これくらいが限界か。
毎度ながら、楽しいライヴだった。
ビジネスとして利益が出ないから日本公演を行わない、あるいは、東京ドームやさいたまスーパーアリーナでの公演のみで地方を回ってくれないアーティストもいるなか、新作を出す度に東京と大阪は来てくれる Def Leppard。今回、大阪 sold out ということで、バンド側も喜んでいることだろう。（でも、大阪城ホールでは無理）。
さて、次の来日公演は何時になることやら。
ベスト盤コレクション / DEF LEPPARD