ハイドラ
TOTO の 2nd アルバム、2曲目。
葛飾北斎の「龍図」と「虎図」が100年ぶりに再開ということで話題になった、ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展を見に天王寺まで出向いた。有名な作品が来る美術展ではいつものことだが、今回も会場内は混雑していた。また、絵自体もそれ程大きくはないからゆっくり見ることは出来なかったけれど(会場に入ったのも遅い時間だった)、年代順に並べられた作品の数々から、浮世絵の変遷が良く分かったのは収穫だった。
今でこそ芸術品としての価値が高いけれど、江戸時代は庶民が普通に買える物だった浮世絵。ずらっと並んだ美人画を見ながら、これは江戸時代の「萌え」の世界?と思わずにはいられなかった。(日本人は、数百年経っても根本的なところは変わっていないのかもしれない)。
そして、この美術展の目玉、葛飾北斎の「龍図」「虎図」を見る。こちらは肉筆。90歳で迫力ある龍虎図を描いた北斎のパワーは凄まじい。版画とは違う、肉筆画の力強さに圧倒された。
そんな龍図から、dragon の付く曲を考えてみたら、TOTO の長ったらしいタイトルの曲が浮かんできた。
HYDRA は全体的に暗い感じがするから、あまり好きなアルバムでは無いけれど、昔そこそこ聴いていた曲は何かの拍子に思い出せるものだ(と、感心している場合ではない)。
St. George And The Dragon は St. George の龍退治という伝説をモチーフにしているとのこと。西洋の伝説等に疎い私は、この話を知らない。ついでに St. George を検索してみたら、イングランドの守護聖人で、イングランドの国旗(白地に赤の十字)は St. George Cross と呼ばれるそうな。欧米人は、知っていて当然の話なのね。
今日は何かと古典的なものの勉強をした日だった。
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