ハイ・アンド・ドライ(紙ジャケット仕様)
Bringin’ On The Heartbreak に続くインストゥルメンタル曲。
2008年10月23日 Def Leppard @日本武道館
私にとって初めての武道館。あいにくの雨で残念だったが、ライヴは素晴らしいものだった。
ウドー・サウンドメイトで取ったチケットが、花道横のA6ブロック中程。(武道館の座席表示は分かりにくい)。10数年サウンドメイトの会員を続けているが、ここまで良い席に当たったのは初めてだった。
グッド・トゥ・ビー・バッド
の後、30分ほどのインターバルがありセットチェンジ。
ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ
ジャケット写真のように、劇場舞台のカーテン+巨大スクリーンのセット。Def Leppard にしては凝っている。(1988年 HYSTERIA ツアーの時はレーザー光線で色々描いていたけれど、1999年 EUPHORIA ツアー、2002年 X ツアーはシンプルなものだった)。ステージ上には4本のスタンド・マイクが並んでいる。階段状になったセットの上にもマイクが立っている。
客電が落ち、そのスクリーンにイギリス国旗が映し出されたと思いきや(さすがイギリスのバンドだ)、1979年の DEF LEPPARD E.P. からはじまって、Def Leppard がこれまでにリリースしたアルバム・ジャケットそしてその当時のメンバー写真等が次々と映し出されて歴史を振り返る演出だった。当然、懐かしい写真が続出。古くからのファンはこれだけで感動してしまう。
そして、メンバー登場!
ステージに近い席なので、肉眼でアーティストの表情やパフォーマンスがよく見える。Joe の牛化が加速しているかと思ったが、そうでもなかった。Phil はガムを噛みながら歌っている。Sav お得意の手をかざすポーズが決まっている。あれー、Vivian 右サイドへも移動!ずりずりとシールドケーブルを引きずっていた Whitesnake のギタリスト二人と違って、ワイヤレスシステムを使っている Def Leppard の弦楽器隊は前後、左右、上下に動き回る、動き回る。そして、自分のコーラス・パートの時は、しっかりマイクの前に立っている。この Rick 以外のメンバーがステージ狭しと動き回るライヴ・パフォーマンスが Def Leppard の特徴だ(顕著なのが、HYSTERIA 時代のラウンド・ステージ)。
ライヴ中は舞い上がってセットリストを意識していなかったので正確に覚えていない。(でも Burrn! 誌に出ていた、ロンドン公演のセットリストとほぼ変わっていなかったように思う)。ウドーのサイトを見ると、昨日のセットリストがアップされていたので、そのままコピペ+追記。
1. Rocket
2. C’mon C’mon
3. Animal
4. Nine Lives
5. Make Love Like A Man
6. Love Bites
bass solo
7. Rock On
8. Two Steps Behind (acoustic)
9. Bringin’ On The Heartbreak (acoustic → electric)
10. Switch 625
11. Hysteria
12. Armageddon It
13. Photograph
14. Pour Some Sugar On Me
15. Rock Of Ages
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16. Let’s Get Rocked
1曲目の Rocket から歌い(叫び)まくる。Def Leppard のライヴは皆で大合唱となるから楽しい。
C’mon C’mon はライヴの方が断然良かった。バックのスクリーンに次々と映し出されているが、何せステージが近いので、どうしてもメンバーばかり見ていて、スクリーンは殆ど見ていない(Animal でメンバーの顔が動物に変化していったのや、Nine Lives のプロモーション・ビデオの一部やらあったのは覚えているが、以後不明)。
初期日本盤・SHM-CD盤・アメリカ盤 VAULT には収録されていないヒット曲 Make Love Like A Man が意外と盛り上がる。イギリスでは全英2位の大ヒットとなった When Love & Hate Collide だったのだが、日本公演では Love Bites を持ってきたかと、かなり苦しそうな Joe の歌声を聴いていた。
Sav のベース・ソロがあり、そのまま Rock On のイントロが始まっている。反応が悪い。イントロで反応しているのは YEAH! も聴いている熱心な Def Leppard ファンのはず。
Rock On の後は Joe もギターを持ってアコースティックで。Phil のアコースティック・ギターはシールドケーブルを繋いでいた。(ので、あまり動き回らなかった)。花道前方に Phil, Joe, Viv のギター三人が並び、その後ろにエレキ・ベースの Sav が陣取り、アコースティック・タイムの始まり、始まり。曲はもちろん Two Steps Behind。そして、Bringin’ On The Heartbreak もアコースティックで。オーディエンスに歌うよう促す俺様。なのに会場からの歌声が小さい(サビは高音で歌いにくい曲なのは分かるが)。白蛇ファンが歌詞まで知っている Def Leppard の曲は、やはりヒット曲中心だった。「涙のハートブレイク」は Photograph 日本盤のB面、1984年には「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク」としてシングル・カットもされたのに。BOTH は途中で通常エレクトリック・ヴァージョンに変わり、ここでようやく盛り上がる。アコースティック・ヴァージョンも良いけれど、やはり通常ヴァージョンの方が良い。で、BOTH が終わっても、Sav がベースを刻み続ける。えらく引っ張る。もしや…。マニアが揃う Def Leppard 単独公演なら、このベースだけで狂喜乱舞するのだろうが(2002年11月の大阪公演は HIGH ‘N’ DRY A面5曲連続で皆が狂った)、そこまでの熱心なファンは少数派だったようだ。(当然、一部では大いに盛り上がっていた) 。Phil & Viv による Switch 625 の共演がギター・ソロの代わりみたいなもの。
その後はヒット曲オンパレード&大合唱。時間の関係からか、昔のような Rock Of Ages 歌合戦が無くなったのも時代の流れなのか。馴染みのヒット曲が多いこともあり、メンバーが走りまわって煽り、オーディエンスが答えて盛り上がる、会場が一体化したライヴはあっという間に一旦終了となった。
確か Rock Of Ages の時だったか、Viv がピックを上に放り投げてキャッチしてまたギターを弾くというパフォーマンス(ライヴの間、時々していた)を失敗し、ピックがステージに落ちたのをローディーが見ていて笑ったか何かで Viv が反応し、ローディーに向かって別のピックを投げつけていた。で、そのピックをローディーが Viv に向かって投げ返すというおちゃめなシーンをしっかり見てしまった。Def Leppard のメンバー達は屈指の結束力を見せているけれど、ローディー達とも和気あいあいと仕事をしているのを垣間見た気がした。
アンコールは Joe の I have one question. と観客へ語り Do you wanna get rocked? と問いかけて Let’s Get Rocked へ。アンコールがこの1曲だったのは少々寂しかったけれど、1時間30分のライヴ・パフォーマンスを堪能させてもらった。武道館へ遠征した甲斐があった。
大阪はアリーナ左後方のチケットなので、スクリーンの映像を楽しむことにしよう。
コメント
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