ザ・コスモス・ロックス
2008年9月17日に発売された Queen + PR による待望の新作。
スーパー・ライヴ・イン・ジャパン
から3年、遂に Queen + Paul Rodgers 名義のアルバムがリリースされた。
熱心な Queen ファンでもないし（それでもベスト盤以外のアルバムを数枚持っている）、熱心な Free や Bad Company のファンでもないが、Bryan May, Roger Talyor, Paul Rodgers という大御所達によるアルバムに興味があったので早速買ってきた。
聴きながら、ブックレットのクレジット等を見る。全曲 Queen + Paul Rodgers 名義、プロデュースと演奏は三人の名前が連記されている。（John Deacon が参加していないので、ベースは Brian May と Paul Rodgers が担当）。Special Thanks の筆頭に John Deacon の名前、そして This album is dedicated to Freddie Mercury の一文。Queen であって Queen でないという複雑な思い。
（補足–英語のお勉強：Brian May の謝辞に the apples of my eyes というフレーズ。辞書を見ると、瞳；非常に大切なもの（人）、とのこと）
ざっと聴いてみる。
相変わらず Paul Rodgers のヴォーカルはパワフルで伸びがある。従来の Queen らしいサウンド（We Will You Rock You を彷彿とさせる手拍子に絶句）やコーラス・ワークも散見されるけれど、シンプルでハードな楽曲が揃ったクオリティー高いアルバムに仕上がっている。
Queen （と言っても二人だけど）+ Paul Rodgers というプロジェクトは、オリジナル・アルバムをリリースしたことで新たな次元に飛び出した。
Queen のヒット曲、Free や Bad Company のヒット曲、そして Queen + Paul Rodgers オリジナル曲。
物凄く贅沢なライヴ・パフォーマンスを日本で行う日は何時のことだろう？
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