連休前に届いた VIVA! HYSTERIA を連休中に観た。
ライヴは前座の Ded Flatbird (Def Leppard のメンバーによる、カヴァー・バンド)のパフォーマンスがあり、その後休憩を挟んで
の再現ライヴになるのだが、映像商品としての VIVA! HYSTERIA はHYSTERIA 再現ライヴがメインで、Ded Flatbird はボーナス映像扱いになっている。
私はパッケージを開封して何も考えずにに HYSTERIA 再現ライヴから観たけれど、ライヴのノリを楽しむなら、ボーナス映像から先に観るのも楽しいかもしれない。
散々聴き込んだ HYSTERIA の再現。さすがに LP 通りではないものの、今の Joe Elliott のとしてはヴォーカルはかなり良い方だと思う。2011年秋の来日公演では思いっきり失望した Gods Of War も歌えていた。その God Of War のイントロでは
からの Steve Clark の映像を使うという演出が行われている。順番は前後するが、通常ライヴでは終盤の Pour Some Sugar On Me が終わっても、まだ中盤という密度の濃さに圧倒された。(HYSTERIA Side 1 は全てシングル・カットされたからね)。
HYSTERIA 再現でのマニア的目玉はやはり、滅多にライヴで演奏しない Don’T Shoot Shot Gun (1988年の来日公演では演奏している)、Run Riot、Excitable、Love And Affection (日本盤 HYSTERIA CD のボーナス・トラックでライヴ・ヴァージョンは耳にしているけれど)になるだろう。特に Excitable って、ライヴで演奏したことがあるのだろうか?
それ以上にサプライズなのが、DED FLATBIRD のセットリスト。
Good Morning Freedom って、誰が選んだの(俺様しかいない)。イギリスで発売された Hello America の B 面にのみ収録された曲で、公式にはこのシングル盤以外に音源は無い。(が、THE EARLY YEARS なるコレクターズ CD に収録されている)。
個人的には Stagefright にぶっ飛んだ。カヴァー・バンドだから敢えて入れたのだろうか。(Joe Elliott の声があまりにも出ていない…)。Rock Brigade や On Through The Night もレア。Undefeated や Promises、Slang といった曲もあったが、
半再現も。(2002年の大阪公演での冒頭5曲が HIGH ‘N’ DRY Side 1 そのままだったので、この DED FLATBIRD のセットリストを見ても驚かなかったが、海外の熱心なファンの一部には受けただろう)。
長くなるのでセットリスト全てを記載しないけれど、VIVA! HYSTERIA 本編並びに DED FLATBIRLD で
から1曲もセットリストに入っていないことは注目すべきことだろう。逆に ON THROGHT THE NIGHT や HIGH ‘N’ DRY からの曲を大切にしている。(それらに反応する古いマニアックなファンも多い)。
VIVA! HYSTERIA の映画公開がない分、日本での映像メディアの発売が早くなったのかもしれないけれど、出来るならライヴで観たい。
ベスト盤コレクション / DEF LEPPARD
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