京都祇園祭手帳 (河原書店の手帳ブック)
今年発売された究極の祇園祭ガイドブック。
7月1日から始まっている祇園祭。今日までに32基の山鉾が建てられ、17日の山鉾巡行に向けクライマックスを迎えようとしている。今年は曜日並びが良いものだから、日本各地から観光客が殺到しそうなものだが、あいにくと超大型の台風4号が日本列島を縦断しそうな進路を辿ろうとしている。今年の人手はどうなることやら。
祇園祭のガイドブックとしては、10年ほど前に買った
祇園祭
がコンパクトで重宝していたのだが、今年、それを上回る本が書店に山積みになっていた。
京都祇園祭手帳は、山鉾連合会、各山鉾保存会、八坂神社の協力を得て書かれただけあって、山鉾の詳しく分かりやすい解説が、山鉾や粽、お守りなどのかわいいイラストと共に記されている。これまで見てきたガイドブックや雑誌の特集では分かりにくかったところが、イラストによってどの部分を指しているのかがはっきりするため、理解しやすくなっている。山鉾だけでなく、祇園祭の歴史や祭事(本当は神幸祭・還幸祭が八坂神社の神事として重要)の説明もあり、祇園祭全体の流れも把握しやすい。また、御集印を押すためのページと白地図があり、使い込むことにより持ち主オリジナルのガイドブックとなっていく趣向がユニークだ。
今年はこの本を片手に山鉾巡りをするつもりだったが、この風雨では致し方ない。
16日はましになっているだろうか。
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