最後の来日公演を締めくくったのは、やはりこの曲。1985年発売のアルバム 7 WISHES 収録。
いよいよ、日本での Night Ranger の Farewell tour 初日となる大阪公演の日を迎えた。ウドー・プレミアムメンバーズで入手した席は、グランキューブ大阪の B ブロック上手側。なお、携帯電話とスマートフォンでの撮影・動画は許可されていた。
グッズはパンフレットを含め完売の物が続出、最後まで残っていたのはマグカップだった。
舞台正面には Night Ranger のロゴを映し出したディスプレイが設置されている。ロゴをプリントしたバックドロップだけのライヴが多かったことを思うと、最後の来日公演、大阪の次は東京・日本武道館ということで、それなりに派手な演出をするのだろう。
開演時刻の19時を過ぎてしばらくしても客電が落ちずに時間が経過していたが、下手側の扉から十数人の観客が入ってきて前方正面の席に座ったのが見えたので、VIP パッケージの企画が延びたため、開演が遅くなっていたようだった。
19時15分頃に客電が落ち、メンバーたちがわちゃわちゃしている音声が場内に流れてきた。が、ディスプレイには何も表示されない。そのうち、Sing Me Away や Sentimental Street、Sister Christian、(You Can Still) Rock In America とサビのところだけのアカペラが聞こえたかと思えば、Beastie Boys の Fight For Your Right となり、そして、ゴジラのテーマ曲が流れてきた。
なぜ、ゴジラ?と思っているうちに、メンバーたちがステージに登場。セットリストは setlist.fm を参考にした。
2025.10.14 Night Ranger @ グランキューブ大阪
- This Boy Needs To Rock (7 WISHES) / Highway Star (Deep Purple cover)
- Sing Me Away (DAWN PATROL)
- Four In The Morning (7 WISHES)
- Why Does Love Have To Change (MIDNIGHT MADNESS)
- TOUCH OF MADNESS (MIDNIGHT MADNESS)
- Sentimental Street (7 WISHES)
- Rumors In The Air (MIDNIGHT MADNESS)
- High Road (HIGH ROAD)
- Eddie’s Comin’ Out Tonight (DAWN PATROL)
- Call My Name (DAWN PATROL)
- Growin’ Up In California (SOMEWHERE IN CALIFORNIA)
- Night Ranger (DAWN PATROL)
- High Enough (Damn Yankees cover)
- Reason To Be (MAN IN MOTION)
- Can’t Find Me A Thrill (DAWN PATROL)
- Sister Christian (MIDNIGHT MADNESS)
- When Your Close Your Eyes (MIDNIGHT MADNESS)
- Don’t Tell Me You Love Me (DAWN PATROL)
- (You Can Still) Rock In America (MIDNIGHT MADNESS)
- Goodbye (7 WISHES) (encor)
これまでと同様に、パワフルで素晴らしいライヴだった。DAWN PATROL、MIDNIGHT MADNESS からの曲が多かったけれど、Jack Blades は 7 WISHES 発売40周年ということもアピールしていたな。High Road は Jack の指導つき合唱ソングだった。
ヒット曲が演奏されると、舞台のディスプレイにプロモーション・ビデオが少し映し出だされていた。40年以上という時の流れを感じさせられた。
Jack の “Rock in Osaka” の叫びで Rock In America が演奏されて本編が終了した。アンコール、そして大阪での最後の曲は予想通り Goodbye 。Jack は阪神タイガースのユニフォーム姿(番号7)に着替えていた(東京はジャイアンツ?)。Goodbye が終わり、いつもの様にピックなどを客席に向かって投げ、メンバーが一列に並んで観客の歓声に応える。これまでなら、ここで三本締めだったのだが今回は無く袖に引っ込んでいった。こうして Night Ranger 大阪の最後の公演が終わった。
バンドの活動を中止するわけではないから、状況が許せばさよなら公演のアンコールを行ってほしいところだけど、Kelly Keagy は73歳、Jack Blades は72歳、Brad Gillis は68歳(Keri Kelli は54歳、Erick Levy は51歳)。バンドが一番良い状態でお別れの挨拶をするのは賢明な判断なのかもしれない。
何度も来日して素晴らしいステージを見せてくれて、ありがとう Night Ranger。
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