X
2002年発表 Def Leppard 10枚目のアルバム X に収録。
スペースシャトル・ディスカバリーは、今日、無事に地球に帰還した。良かった。
重力に反して地球から宇宙に飛び出し、そして、無重力の宇宙から、重力の影響を受ける地球に帰還する。凄いものだ。
重力、英語で gravity。Def Leppard の曲に、このタイトルのものがあった。
Def Leppard のアルバムの中で最もポップになった X、その9曲目に収録されているのが Gravity である。X そのものが従来の Def Leppard らしいサウンドから逸脱している面が強いのに、この Gravity は特に異質に思える。まず、イントロから一風変っていて、非常にモダンな感じがする。Lepps がこのような曲の入り方をするの?、と思ってしまう。ギターはハード・ロックの音なのだが、曲は典型的 HR/HM から程遠い。この路線は Slang に近いかもしれない。いや、Slang よりもポップになっている。ポップ路線に走るのも、Def Leppard らしいところなのだが。
Gravity のように音を加工しまくった曲は、さすがに2002年の来日公演でも演奏していなかった。もっとも、あの大阪公演は X お披露目(4曲だけだった)というより、懐メロ – オープニング HIGH ‘N’ DRY 5連発 – ライブだったからね。
コメント