ラスト・ツアー/クイーン1986
1986年7月、イギリスは London、Wembley stadium で行われた Queen のライブ DVD。
Brian May、Roger Taylor そして Paul Rodgers が昨日日本に到着し、いよいよ明日から Queen + Paul Rodgers の日本公演が始まる。そこで、温故知新、Freddie Mercury 存命時のライブ DVD で予習することにした。オリジナル Queen のライブは1986年の The Magic Tour を最後に行われていないので、1984年にヒットし1980年代の Queen を代表する曲 Radio Ga Ga を含むライブ映像として非常に貴重なものである。世界に君臨するロック・バンドとして、最も充実した時期に当たる彼らのパフォーマンスがそこに納められている。
Freddie の気迫あふれるボーカル、もう圧巻としか言いようがない。Freddie の一挙手一投足が絵になっている。
Freddie Mercury、余りにも偉大なボーカリストだった。– このライブの5年後、Freddie がこの世から旅立つことになろうとは、一体誰が想像したことだろう。
Freddie のボーカルのみならず、Brian May のギターも凄いの一言に尽きる。あと一週間で生 Brian を観ることが出来るなんて、今からもう楽しみで楽しみで。この1986年のライブでは Brian だけがシールドを引っ張っていたけど、彼のオリジナル・ギターで独特の音を出すにはワイヤレスだとダメなのか?(そういう細かいところが一旦目に付くと気になる)。John Deacon のベースや、Crazy Little Thing Called Love で Freddie が披露したギター(Freddie ギター弾くの!ピアノ弾くのは知っていたけれど)はワイヤレス・システムだった。1980年代半ばは、丁度、シールドを使ってのプラグ・インからワイヤレスに移行する時期なので、音の好みがあったのかも知れない。今回のライブではどうなのだろう?
この DVD を観て初めて知ったのが ドラムスの Roger Taylor の活躍。華のあるフロント・マン Freddie やギター・キッズ憧れの Brian の影に隠れてリズム隊二人は地味な存在になっているけれど、ライブでは Roger がバック・コーラスとして大活躍していたのは知らなかった。Queen は Freddie の他、Brian と Roger もリード・ボーカルを取る楽曲があるが、ライブのバック・コーラスを誰が歌っているかは意識していなかったので(Def Leppard は細かくチェックするのに)、これは新しい発見だった。(古くからの Queen ファンに笑われそう)。このことを知らなかったら、ライブでは Paul Rodgers と Brian May しか目に入らなかったかもしれない。ライブでは Roger に注目しておこう。
温故知新とはよく言ったもの。ライブを観るポイントが増えた。
26日より Queen + Paul Rodgers 来日公演スタート!
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