MADE IN SHEFFIELD

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Made In Sheffield
Made In Sheffield

イギリス・シェフィールドから始まったエレクトロ・ポップ・ミュージックについてのドキュメンタリー。


以前キャンペーンで貰ったアマゾン・ギフト券の期限が近づいてきたので、思い切ってこの DVD を買ってみた。
Def Leppard ファンとしては彼らの出身地ということで認識されているシェフィールドは、同時に The Human League や Heaven 17、ABC といったアーティストを輩出した、エレクトロ・ポップの発祥の地でもある。MADE IN SHEFFIELD は、シェフィールドからイギリス全土に広がったポストパンク・ムーヴメントの流れを、その時代のライヴ映像や、当時活躍したアーティスト達の現在のインタビューにより描き出したドキュメンタリーである。
時は1972年、夜中もハンマーの音が鳴り響く鉄鋼の街…当時の街や工場の映像からこのドキュメンタリーは始まっている。音楽しか娯楽が無いという環境で、Kraftwerk に触発された若者達が シンセサイザーを自作し、今までにない新しい音楽を作り出していく。1977年にイギリス全土でパンクの嵐が吹き荒れたが、パンクの影響を受けつつもシェフィールドではエレ・ポップの勢いが留まることなく、1978年には数多くのバンドが登場。やがて世間がエレ・ポップを受け入れるようになり、遂には
デアー
デアー

The Lexicon of Love
The Lexicon of Love

ペントハウス・アンド・ペイヴメント
ペントハウス・アンド・ペイヴメント

などが世界的な成功を収めたものの、空洞化により1982年にはシェフィールドのエレ・ポップは終焉を迎えた、というストーリーを50分強でコンパクトにまとめている。
エレ・ポップ中心だが、シェフィールド出身で最も成功した Def Leppard についても、Rock Of Ages を BGM に
炎のターゲット
炎のターゲット

のジャケットやメンバー写真、そして、Def Leppard と The Human League が同じステージに立つときは、メタル・ファンが物を投げるからつい立を用意しなければならなかった、という逸話も披露されている。
1972-1982年の時間経過は正に Def Leppard にも当てはまる。
1972-1976年
Yeah!~イェーイ!
Yeah!~イェーイ!

に象徴されるように、様々な音楽の影響を受ける。
1978年 DEF LEPPARD EP でレコード・デビュー。
1982年 PYROMANIA 制作 → 1983年世界的にブレイク。
音楽のジャンルは違うとはいえ同じ地での出来事だから、影響を受けていないはずが無い。
エレクトロ・ポップは有名どころしか知らないので付いていけない面もあったが、シェフィールドという地で何が起こったかということから Def Leppard のバックグラウンドを垣間見るという点では面白い DVD だった。

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