シルヴァー・スクリーンの妖精
1986年発表の2nd アルバムからの第一弾シングル曲。
3月3日、桃の節句、ひな祭り、ということで、1980年代を代表するガールズ・バンドを取り上げた。
1980年代を代表するガールズ・バンドといえば、Go-Go’s と Bangles が双璧である,、ということには異論はないと思う。1970年代には、Runaways という硬派なガールズ・バンドも存在したが、それほどヒット曲に恵まれなかった。(もっとも、ソロになって Joan Jett や Lita Ford が活躍した。)ちなみに、Bangles のメンバーの一人 Michael Steele が、その昔、Runaways に参加していたそうである。
彼女らにとって初の全米大ヒットとなったのが、この Manic Monday である。(全米 No.2 を記録。その後、Walk Like An Egyptian で全米 No.1 と 1987年年間 No.1 を獲得した。)何ともいえないノスタルジーを感じさせるこの曲 は、1980年代ポップス界の帝王 Prince が Christopher という変名を使って Bangles に提供した、というのは当時から有名な話だった。この話を知ったとき、Manic Monday と Purple Raine や When Doves Cry を書いた人物が同一とは、なかなか信じられなかった。もっとも、どこか懐かしい感じがするのは、Beatles などの1960年代の音楽に影響されたという、彼女らのバック・グラウンドに拠るところが大きい。
Manic Monday をきっかけに、このシルヴァー・スクリーンの妖精 を購入して毎日のように聴いていたのだが、大学入試の合格発表のお供に録音テープを携えて行ったのが失敗だった。あいにくと不合格で、さすがにショックが大きく、翌年の大学合格までそのテープを封印してしまった、というのも、青春時代の苦い思い出だった。
コメント