More Than A Feeling / Boston

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幻想飛行
Boston(画像はアメリカ盤のもの)
1976年の大ヒット曲。邦題「宇宙の彼方へ」。


スペースシャトルが無事発射された。
2005年から遡ること約30年、ギター型宇宙船 BOSTON 号は世界中の人々を虜にした。
「宇宙」から連想する洋楽となると、先ず第一に挙げられるのは Boston であろう。
マサチューセッツ工科大学出身の天才 Tom Scholz によって創りだされた、壮大なスケールを感じさせるアメリカン・プログレシブ・ロックの名曲。イントロのアコースティック・ギターによるアルペジオを聴くだけで、もう Boston ワールド、いや気分は宇宙に飛び立っている。歌詞の何処を見ても宇宙らしいものは出てこないのだが、邦題を「宇宙の彼方へ」とした担当者のセンスも相当なものだと思う。(彼方といえば、Night Ranger の Don’t Tell Me You Love Me は「炎の彼方」だったが、これは少々無理があったような気がする。最近は原題のカタカナ表意をするようだけれども)。
Yes や EL&P などイギリス勢のプログレシブ・ロックとは一味違う、アメリカ的なポップさを有する音楽に、Brad Delp のハイ・トーン・ヴォイスが透明感を引き立てる。音を重ね合わせて作り上げた広がりのある曲に、美しいコーラス(あれ?これを HR/HM に当てはめると Def Leppard になるな。私の好みはギターがメインのサウンドで、コーラスの美しい曲)。30年を経過した21世紀の現在でも、さほど古さを感じさせない。後に発表された Don’t Look Back や全米 No.1 となった Amanda も好きだが、Boston の曲を一曲選ぶとすれば、彼らの特徴や魅力の全てが凝縮されている、この More Than A Feeling を迷わず選ぶ。
果てさて、宇宙船 BOSTON 号は、次はいつ地球に帰還するのだろう?前作
コーポレート・アメリカ
コーポレート・アメリカ

が2002年の発表だから、予定では2010年か。気長に待とう。

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