パール
Janis Joplin の死後に発表されたアルバム PEARL のオープニング曲。邦題「ジャニスの祈り」。
ひな祭り女性アーティスト・シリーズ第2弾、と昨年同様にシリーズ化してみる。
某紅茶の CM に Move Over のカヴァーが使われている。またもや、カヴァー曲。Move over は Janis Joplin のパワフルでエモーショナルな歌でこその価値なのだから、アイドルに歌わせないでと言いたい。そういえば、以前、ギター持って Smoke On The Water もやっていたっけ。オリジナルを知る者としては、幻滅するばかり。
1980年代の洋楽を中心に聴いている私にとって、Janis Joplin は代表曲を知る程度で、正直なところ、あまり詳しくない。Rock の歴史として聴いておかねばならないアーティストとして、
グレイテスト・ヒッツ
を押さえているだけ。20数年前に初めて Janis Joplin の曲を聴いているけれど、あまりに感情を込めたボーカルのため私の許容範囲を超えてしまい、逆に遠ざけてしまったという経緯がある。今でこそ、凄いボーカルだなと思いながら聴いているが、20年前の私にはその良さが分からなかった。不遇な人生を歌にぶつけた Janis Joplin を聴くには、10代では若すぎたのだろう。聴き手側のその時の感受性次第で、素直に入っていけることもあるし、全く受け入れられないこともある。これはもう、巡りあわせとしか言い様がない。
Janis Joplin は女性ロッカーの原型と言われているけれど、彼女に匹敵する女性ボーカリストはごく僅かだろう。歌の上手さでは Pat Benatar や Heart の Ann Wilson の名前を挙げることが出来るが、魂の叫びと形容されるボーカルとなると、やはり、Janis Joplin をおいて他にはない。
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