71歳という年齢を考えると、おそらくこれが最後の来日公演になりそうな Paul McCartney。
9月にぴあの先行で12日のチケットを申し込んだものの抽選に外れてしまい(キョードー招聘のため、プレイガイドの予約頼み)、殆ど諦めていたのだが、10月下旬になって11日の大阪追加公演の発表。これ幸いとぴあを見ると、運良くスタンド通路側のチケットを取ることが出来た。
久し振りに京セラドーム大阪へ出向く(2011年3月の Eagles 以来)。
いつもの様に地下鉄鶴見緑地線に乗ると、これまで以上に物凄く混んでいた。大阪追加以外は全てソールドアウトということで、相当な人出で混んでいるのかと思っていたのだが、その頃、大阪環状線が止まっていたのが影響していたようだ。
地下鉄から地上へ出ると、イオンモールがそびえ立っているのに驚いた。いつの間に出来たの?(後で調べてみると、今年の5月とのこと)。
当然ながら、グッズ売り場も長蛇の列。欲しいのはパンフレットだけなので、場内で売っていることを期待しつつ、さっさと入場する。(キョードーのサイトにグッズ情報が無かったのは不便。その点、ウドーはきっちり出してくれるのでありがたい)。場内でもグッズは売っていたけれど、こちらも結構並んでいた。が、その近くでパンフのみ販売していたので即購入。3000円也。日本語文章も多く読み応えがあるので、値段相応だろう。
場内はスタンド上段までほぼ埋まっていた。10月下旬からの発売で埋まるのだから、やはり Paul McCartney は凄い。
19時を10分ほど過ぎた所で客電が落ち、アリーナ総立ちに。
熱心な The Beatles、Paul McCartney ファンではないので、セットリストは某巨大掲示板にあったものを参考にした。
2013.11.11 Paul McCartney @京セラドーム大阪
1..Eight Days A Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Listen To What The Man Said
5. Let Me Roll It (with “Foxy Lady” snippet)
6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. Nineteen Hundred And Eighty-Five
9. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21 .Lovely Rita
22. Everybody Out there
23. Eleanor Rigby
24. Being For The Benefit Of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band On The Run
28. Back In The U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude
Encore 1:
32. Day Tripper
33. Hi, Hi, Hi
34. Get Back
Encore 2:
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End
オープニングから The Beatles の Eight Days A Week と来たものだから、会場は大いに盛り上がる。(The Beatles に疎い私でも知っている曲)。
71歳とは思えない歌声にまず驚いた。
Paul McCartney は時折日本語を交えながら(足元のモニターを見ていたけれど)、観客を煽っていく。更に、ステージ両サイドのスクリーン下部に Paul の言葉を日本語にした字幕が出るという、これまたオーディエンスに嬉しい設営だった。
Paul McCartney はベース、ギター(エレクトリック&アコースティック)、グランドピアノにアップライトピアノ、更にマンドリンまで弾きながら次々と歌っていく。さすがに高温は厳しそうだったけれど、71歳で声が続くだけでも凄いのに、本編中休憩なしのパワフルさ。逆に Paul がアコースティック・ギター一本で歌っている間、バンドが休んでいた。
The Beatles や Wings の有名曲以外の知らない曲も多かったけれど、楽曲の多様さに Paul McCartney やバンドの演奏力、また、Paul のお茶目さで途中ダレることもなく時間は過ぎ、終盤の The Beatles ナンバーは最高潮の盛り上がりを見せた。
Paul の歌う Let It Be や Hey Jude を生で聴くのは最初で最後かと思いつつ、Hey Jude の合唱を歌っていた。
本編終了時で、既に2時間を超えている!
アンコール登場の際、Paul McCartney は日の丸を、バンドの一人がユニオンジャックを持って登場。日本向けサービスとは分かっているものの、国旗を出してくれるとやはり嬉しい。
アンコールが終了し、客電が点いた時は既に21時40分を回っていた。
71歳で2時間30分を超えるパフォーマンスを続けるパワーもさることながら、楽曲の作曲能力、歌唱力、そして楽器の演奏力も突出した才能を持ち、継続して作品を発表する Paul McCartney の偉大さを目の当たりにしたライヴだった。
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