ナイロン・カーテン
1982年秋に全米20位となったスマッシュ・ヒット。
今日は朝から嬉しいニュースが飛び込んできた。トリノ・オリンピック、フィギュア・スケート女子シングルで、日本の荒川選手が金メダルを獲得したのだ。Congratulations! 冬季オリンピック、それもフィギュア・スケートで君が代が流れるとは何と素晴らしいことか。メダルは逃したもののオリンピック2大会連続で入賞を果たした村主選手や、失敗したけれどオリンピックという大舞台で果敢に4回転ジャンプにトライした安藤選手も凄かった。
天性の才能に加え、並々ならぬ努力、精神的強さ、選手を支えるスタッフや練習環境など、様々なことが上手く融合して初めてメダルという結果に繋がっていく。特に注目度の高かったフィギュアは、選手のプレッシャーも相当なものであっただろう。女子シングルはショート・プログラム終了時点での上位3選手が、0.71という得点差で争う激戦だっただけに、最後は精神力の勝負であったことは容易に想像がつく。高得点を得るための技を取り入れ、徹底的に美しさにこだわり極限まで追及してきた荒川選手の演技には、何かしら超越したものを感じた。彼女のパーソナル・ベストを更新した得点や観客のスタンディング・オベーションが、いかに素晴らしい演技であったかを物語っている。
プレッシャーといえば、1980年代洋楽的には Billy Joel の Pressure が直ぐに出てくる。私にとって、初めてリアル・タイムで経験する Billy Joel の楽曲だった。この曲に魅かれて THE NYLON CURTAIN の LP を購入したのだが、より気に入ったのは Allentown で、Pressure そっちのけで Allentown ばかり聴いていたという落ちがついている。
人生数多くの場面でプレッシャーに押しつぶされそうになる。そんな時には、Billy Joel の威勢のいい Pressure という叫び声で跳ね除けてもらうのが良いかもしれない。
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