Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd
サザン・ロックの雄、Lynyrd Skynyrd のデビュー・アルバム。
昨日、いつものようにベストヒット USA 2006 を見ていたら、1月15日が誕生日のアーティスト紹介のところで Lynyrd Skynyrd のボーカリスト Ronnie Van Zant (1949年生まれ)が登場していた。弟の Donnie が 1952年6月11日というのは知っていたけれど(私は 38 Special ファン)、そういえば Ronnie については調べたこともなく、全く過去の人として捉えていた(リアル・タイムで知ったかどうかの違いは大きいようだ)。Ronnie は1977年に飛行機事故のため 28歳の若さでこの世を去ってしまった。しかし、彼の残した業績は計り知れないものであるのは言うまでもない。
普段このブログで取り上げている CD は販売されている限り日本盤を選ぶのだが、この PRONOUNCED LEH-NERD SKIN-NERD については敢えてアメリカ盤にした。リマスターされ音が良いのと、ボーナス・トラックとして5曲収録されているのがその理由である。特に、Tuesday’s Gone、Gimme Three Steps、Free Bird の未発表デモ・ヴァージョンは貴重なもの。オリジナルに比べ音が悪いのは仕方ないものの、伴奏がシンプルであっさりした曲は聴いていて雰囲気が違うから面白い。Free Bird デモの冒頭で Ronnie が微妙に音を外していたり、途中の歌詞が若干違っていたり、後半部の有名なギター・バトルに至ってはギター・ソロが途中で中断し(!)暫くした後に復活するから(!!)ライブ・テイクなのだろう。オリジナルと異なり、デモ・ヴァージョンのエンディングはフェード・アウトせずに最後まで演奏しているので、一層ライブを聴いている感じになる。
かつて Steve Clark が Lynyrd Skynyrd の Free Bird をギターで弾き通したことにより Def Leppard にギタリストとして誘われた、というのは有名な話だけれど、当時、彼らもこのアルバムを聴いていたのだろうか?
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