ブラック アイス 悪魔の氷
アルバム&ライヴのオープニング曲。邦題「暴走/列車」。
20数年、数多くの洋楽アーティストのライヴに足を運んだが、ここまでエンターテインメント性に飛んだライヴは観たことがなかった。
やはり、AC/DC は凄かった。
地下鉄は人が少なくて出足が悪いのかと思いきや、京セラドーム大阪の外で行われていた物販は、これまで見たことない行列!開演40分前に到着したけれど、「これから列に並ばれると開演に間に合いません」と係員が叫んでいる。(2009年 Simon & Garfunkel の時はすぐに買えたのに…グッズでも稼ぐアーティストは違う)。
普段よりも外国人のオーディエンスが多く、既に盛り上がっている。(海外での人気が高いアーティストは違う)。
カメラ持ち込みチェックではなく、瓶・缶持ち込みチェックだった。(投げると危険なのでチェックするのは分かるけれど…AC/DC なら暴れて物を投げる人も出そうだ)。
場内でパンフが販売されていたが、日本語版(2500円)と英語版(2000円)があった。(来日記念なので日本語版を買ったが、二種類販売されていたのは初めてみた)。
いつもとはちょっと違う様子に少々驚きながら、席(今回はスタンド)に着席する。
天井から機材を吊るす都合か、ステージが真ん中寄りにセッティングされていて、その後ろには機材を運搬するトレーラー数台。セッティングを見ると大阪城ホールでもいけそうに思えたけれど、高さが厳しいかもしれない。
客席全体が赤いデビル・ホーンで彩られていた。(一部緑や青もあったけれど)。
10分ほど遅れて客電が落ちる。
セットリストは Wikipedia より転記。
2010.3.16 AC/DC @ 京セラドーム大阪
1. Rock ‘N Roll Train
2. Hell Ain’t a Bad Place to Be
3. Back in Black
4. Big Jack
5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
6. Shot Down in Flames
7. Thunderstruck
8. Black Ice
9. The Jack
10. Hells Bells
11. Shoot to Thrill
12. War Machine
13. High Voltage
14. You Shook Me All Night Long
15. T.N.T.
16. Whole Lotta Rosie
17. Let There Be Rock
encore
18. Highway to Hell
19. For Those About to Rock (We Salute You)
いやー、本当に楽しかった。
熱心な AC/DC ファンではないけれど、
ブラック アイス 悪魔の氷
ライヴ~コレクターズ・エディション
で予習しておいて良かった。
オープニングのアニメ、そしてパイロ炸裂、きらびやかなライティング、赤い角を生やした機関車、巨大な鐘にロージーちゃん、最後に6門の大砲といったセットの数々。Angus Young のスクール・ボーイ姿(大阪は赤だった)、ダック・ウォークに床での回転、お約束のパンツ(AC/DC のロゴだった)にお立ち台。
究極のロックンロール・パーティーだった。
終盤近くになると Brian Johnson はきつそうに見えたけれど、62才であれだけ歌い続けられるのは凄い。
メンバー3人が還暦で、観客を気遣いながらほのぼのとしたライヴだった
GOING HOME ~TOUR FINAL at BUDOKAN~
とは大違い。ニューミュージックと HR/HM の違いがあるにせよ、元気さの度合いが違う。
恐るべし、AC/DC のパワー。
他国に比べ AC/DC の人気がない日本で、次回の来日公演というのは期待出来るのだろうか?
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