Rock & Roll Strategy
1989年5月6日、全米6位を獲得した大ヒット曲。
私の中では、今の季節とこの曲の印象が一致していないのものの、データとしては1989年初夏のヒット曲ということで選んだ。
38 Special は Don Barnes のボーカルでなければヒットしない、と刷り込まれている私にとって、Second Chance は非常に違和感を覚える楽曲である。この曲が収録されたアルバム ROCK & ROLL STRATEGY が発表された時には、ヒット曲の要 Don Barnes とツイン・ドラムスの一角を担っていた Steve Brookins は既に脱退していた。代わりに Max Carl (vo & key) と Danny Chauncey (g) が加入し、サウンドも変化した 38 Special から、彼らにとって最大のヒット曲となった Second Chance が世に送られたのである。(やはり、Donnie Van Zant がリード・ヴォーカルを取らない曲が売れる)。この曲を聴く限り、ポップさを加味した豪快さが身上である 38 Special のイメージから程遠い。
もっとも、Second Chance は非常に美しい秀逸なバラード曲であるのは間違いない。以前、東京駅から下りの新幹線に乗って京都に向かっていた時、暇つぶしに聞いていた J- WAVE (だったと思う。新幹線に乗るときは FM ラジオを携帯している)から流れて来た Second Chance は、旅愁も加わり心に染み入るように響いてきたことを思い出す。
1980年代半ばまでは、ほぼ不動のメンバーで活動していた 38 Special だったが、1980年代後半からメンバー・チェンジが繰り返され、結局、Don Barnes も復帰して活動を続けている。
ライヴで Second Chance を歌っているのだろうかと思い、手持ちのライヴ CD
ライヴ!!
と、Lynyrd Skynyrd のライヴとのカップリング DVD
Double Bill
(輸入盤だがリージョンフリーなので視聴可能)
の曲目リストを見たが、やはり無かった(当然か)。
20th Century Masters: Dvd Collection
は、プロモーション・ビデオ集なので収録されている。
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