Valerie / Steve Winwood

Talking Back to the Night

1987年12月の全米 Top 10 ヒット。邦題「青空のヴァレリー」。

一昨日
Your Song II – Best Of My Love

を聴いていた時に、Dennis DeYoung の Desert Moonn よりも目を引いたのが Steve Winwood の Valerie だった。邦題通り青空が広がるような感じがするこの曲が好きで、一時期しょっちゅう聴いていたのを思い出した。久しぶりに聴く Valerie は、やはり爽快な気分になる。しかし、この余韻もなく終わるエンディングは Valerie の最大の欠点のように思える。
1987年の全米ヒットで知られる Valerie は、もともと1982年にリリースされたアルバム TAKING BACK TO THE NIGHT のオープニング曲で、1982年秋にシングル・カットされたものの全米70位止まりに終わった曲である。アマゾンで検索していて驚いたのだが、TAKING BACK TO THE NIGHT はアメリカ盤すら入手が難しくなっている。Valerie も1987年リミックス版の方がヒットしたということで、このアルバムの存在感が薄いのだろうか。Valerie を聴きたいがため2000年頃に日本盤を買ったが、今となっては買っておいて良かったという代物になった。それにしても、アルバム・ジャケットは手書きのレタリングといい、摩訶不思議な漢字といい、何時の時代の何処をモチーフにしているのか気になる。セーラー服の水兵が描かれているからどこか港町なのだろうけれど、収録されている楽曲とあまりにもイメージが合わない。