通し狂言 義経千本桜

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市川海老蔵 成田屋の粋と艶 (和樂ムック)
市川海老蔵 成田屋の粋と艶 (和樂ムック)
2010年は良くも悪くも話題が多かった役者。


南座の九月大歌舞伎は「通し狂言 義経千本桜」。
個人的趣味として「四の切」が好きで(動物もの好き)、「義経千本桜」が南座に掛かるとなれば観に行かないわけにはいかない。
市川海老蔵丈が忠信・知盛・権太という「義経千本桜」の大役三役に挑むということも話題の一つで、通しに加え忠信篇が別にプログラムされている。動物もの好きとしては、忠信篇だけで良かったのだが、松竹会員先行販売で殆ど売り切れ状態。(ぴあの先行販売で押さえておくべきだった)。
仕方がないので、通し、それも「四の切」がかかる夜の部のみのつもりにしていたけれど、せっかくなので渡海屋・大物浦がかかる昼の部のチケットも取ることにした。
市川海老蔵丈の他、坂東玉三郎丈も出演ということで、1等17000円×2也。高いよー。
夜の部(四幕目木の実・小金吾討死、五幕目すし屋、大詰川連法眼館・蔵王堂)、そして昼の部(序幕鳥居前、二幕目渡海屋・大物浦、三幕目道行初音旅)と観たので、ストーリー的には後戻りとなったけれど、昼夜両方を観てようやく、「義経千本桜」がこういう話だったのかというのが見えてきた。歌舞伎は部分、部分で上演される演目でもそれなりに完成しているけれど、通し狂言と称するだけあって、続けて観る方がより面白い。
千秋楽は平成22年9月27日。その2ヵ月後に大騒動が起きるとは…。

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