20th Century Boy / T. Rex

グレイト・ヒッツ

1973年3月に全英3位となったヒット曲。

Def Leppard がカヴァーしたこの曲、以前に書いたと思っていたのにまだ書いていなかった。
イントロのヘヴィーなギターが印象的なこの曲は、CM 等に使われたりして結構耳にする機会も多い。きらびやかな音作りに迫力ある女性コーラスも華を添えて、いかにもゴージャスなグラム・ロックといった楽曲である。有名な曲だけに、 T. Rex のベスト盤には必ずと言っていいほど収録されている。そこで、オリジナル・アルバムを探してみたのだが分からない。よくよく調べてみると（こういう時インターネットは非常に便利）、Marc Bolan はシングル曲とアルバムを区別して、ヒット曲をアルバムに収録するのを避けていたそうな。どうりで見つからないはずだ。
ネットで知った話だが、 20th Century Boy は1972年に T. Rex が来日した時に東芝 EMI のスタジオで録音されたとのこと。意外なところで日本が関係しているものだ。ちなみに、未発表曲を集めたアルバム
バンプ・アンド・グリンド

には 20th Century Boy の未編集ヴァージョン（フェード･アウト無しの6分にもなる曲）が収録されている。今聴くシングル・ヴァージョンは3分40秒程なので、相当削っている。一度聴いてみたいような気もするが、CD を買う予算が無い。