BOSTON (Remastered) / Boston

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幻想飛行(紙ジャケット仕様)
幻想飛行(紙ジャケット仕様)

2006年7月19日発売のリマスター盤。

音が違う。さすが、リマスターされただけのことはある。
先日買った BOSTON (紙ジャケット)をパソコンに取り込み、以前取り込んでいたものと聴き比べてみた。
音が鮮明で力強い。個々の楽器の音が明確になっている上に、ボーカルが前面に出てきている。Brad Delp のハイ・トーン・ヴォイスが、一層伸びやかに響き渡っている。
このアルバムが発売された1976年当時ですら完成度の高い音だったというのに、リマスターによって更に完成度が高まり、究極の Boston サウンドとして21世紀に披露された。
その Boston サウンドにも、表に出てこなかった幾多の苦労があった。
今回のリマスターに際して、新たに Tom Scholz がライナー・ノーツを記している。
何年も売り込みをして断られ続けてきたこと。ボーカル探しに時間が掛かったこと。レコード会社がデモ・テープの使用を認めず、あらたにスタジオでレコーディングし直さなければならなかったこと。ドラム全てとギターそしてベースの一部以外は Tom Scholz が一人で演奏し、レコーディングしていること(新しいライナーには、誰がどの楽器を担当したかの詳細も記されている)。
30年という時間が無ければ、ここまで公表されることは無かったかもしれない。
Tom Scholz 自身によるリマスターとライナー・ノーツ。
数年来聴き込んだアルバムでも、これらの付加価値はあまりにも大きい。

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