南極物語
昨日より日本公開されたディズニー映画。邦題「南極物語」。
昨日、テレビで見た
南極物語
の感動の余韻に浸りつつ、ディズニー版「南極物語」を見てきた。
詳しく書くとネタバレになってしまうので簡単にしか書かないけれど、オリジナル「南極物語」のポイントをきっちり織り込みつつ、アメリカ映画らしい、愛(犬と人間の絆、人間同士および犬同士における仲間との絆、家族愛、男女の恋愛)と勇気と冒険の物語に仕上げている。当然ながら数頭の犠牲も出るのだけれど(愛や正義の為には犠牲が付き物というのも、アメリカ映画のお約束と言えばお約束)、ストーリー上必要最低限で子供が深く傷つかないように出来ている。日本の「南極物語」は、15頭のうち奇跡的に2頭が生き残った、ということを皆知っていて見ているものの、それでも13頭の死は重くのしかかっている(だからこそ、タロ・ジロとの再会に感動する)。しかし、リメイク版は、犠牲になった犬が少ない分あまり重くない。
また、コンピュータ・グラフィックスや特撮を使っているとはいえ、犬達の演技も見ものである。実話およびオリジナルは樺太犬だったけれど、リメイク版は見た目すっきり精悍なシベリアン・ハスキーとアラスカン・マラミュートなので、犬の違いを見るのも面白いかもしれない。
ディズニーお得意の、良質なファミリー向け映画だった。
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