Slide It in
白蛇 1984年発表のアルバム日本盤のラストを飾る曲。
邦題「愛の掟」。
途中でメンバーか変ったため、SLIDE IT IN は日本盤とアメリカ盤では曲順や演奏者が異なっている。
1980年代半ばから、複数の大物(そして新鋭)洋楽アーティストが出演するライブが行われるようになった。その先がけの一つは、1984年のスーパー・ロック’84(名古屋・福岡・大阪・所沢)であろう。Whitesnake、Scorpions、MSG といった大物から、その年にデビューしたばかりの Bon Jovi 、今となっては何処へ行ってしまった Anvil の5組が出演していた。大阪公演は8月8・9日。だが、私は北海道旅行のために、スーパー・ロック’84には行けなかった。(Bon Jovi があれだけ大化けするなら、行っておけば良かった、と未だ悔やんでいる)。
しかし、白蛇様はスーパー・ロック’84終了後に仙台と札幌の単独公演を行ったのである。
日程的にも行けそうだったので、北海道に来てからチケットを購入。
それ程熱心な白蛇信者ではなかったため、知っている曲といえば、今日のタイトルにした Guilty Of Love とLove Ain’t No Stranger、Slide It In くらい(FM のエアー・チェックで録音した分のみ)。SLIDE IT IN を買って予習する間も、レコード・プレーヤーも無く、殆ど知らないままにライブに行く。もっとも、デビ・カバや Cozy Powell、John Sykes を見れる、という喜びの方が勝っていて、3・2曲知っていれば良いか、という感じで行ったのも事実。(今でもあまり馴染みのないアーティストの場合は、既知の曲を演奏してくれれば嬉しい、というノリで行っている。Def Leppard は別、必ず新譜の予習をする。今年1月の Europe は張り切って新譜の予習をしたが、どちらかといえば例外的)。
それまでに行ったライブが、’83年の Men At Work @大阪城野外音楽堂と ’84年の 38 Special @大阪フェスティバル・ホール(但し超大音響)だったので、まともにそれなりの音を聴けたライブは、この Whitesnake が初めてだった。ロック・コンサートに来ている、というだけで、もう感激。また、レザーに鋲だらけのメタル兄ちゃん達が大勢いたのも、HR/HM 系のライブらしくて、妙に感動した。
記念にプログラムを購入したのだが、これがスーパー・ロック’84のもの。Whitesnake 単独-仙台&札幌-公演はおまけみたいなものだから、仕方の無いことだろう。
プログラムを見るたびに、Bon Jovi や Schenker 兄弟を見たかった、と嘆き続けて1984年の夏休みは終わってしまった。
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