Peace Of Mind (feat. Tom Scholz) / Stryper

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マーダー・バイ・プライド
マーダー・バイ・プライド
日本盤は11月26日発売。


Murder by Pride
Murder by Pride
は夏に発売されたというのに、日本盤は当初9月リリースだったのが遅れに遅れて11月26日に発売となった Stryper の新作。同時に注文した商品の入荷が遅れたこともあって、先日ようやく届いた。
Stryper 復活の前作
リボーン
リボーン
も買っているが、熱心な Stryper ファンではない。今回の新作もどうしようかと考えたが、Stryper が
幻想飛行
幻想飛行
の Peace Of Mind をカヴァーして、おまけに Tom Scholz 御本人がギターで参加しているとなれば聴かないわけにはいかない。いくら Michael Sweet が Boston のツアーで歌ったからと言って、Tom Scholz が楽曲のカヴァーをアルバムに収録するのを承諾して、さらにギターで参加するとは余程の話だ。
早速 Peace Of Mind から聴いてみて驚いた。凄く良い。
オリジナルが透明感溢れたサウンドで宇宙へ飛び出すような広がりがあるのに対し、Stryper ヴァージョンはオリジナルの広がり感を醸し出しつつも地に足の着いた骨太のハード・ロックに仕上げている。ハードだけど、Tom Scholz 御大のギターによって加味された Boston テイストが違和感無く溶け込んでいて、オリジナルをよく聴いていた者に安心感をもたらしている。Michael Sweet のヴォーカルは Brad Delp と遜色なく、いや透明感のみならず、Stryper で培ってきた HR/HM 系の声の力強さがある分 Brad Delp よりパワーがあるし、コーラス・ワークは本家を上回っているのではないだろうか。
いやー、本当に素晴らしい。
Peace Of Mind のカヴァーに注目が行ってしまうけれど、
マーダー・バイ・プライド
マーダー・バイ・プライド
の全体のクオリティーが高い。(ドラムがパタパタしていないと思ったら、ADDITIONAL MUSICIAN CREDITS に Drums; Kenny Aronoff と記されていた)。
グレイテスト・ヒッツ
グレイテスト・ヒッツ
が新作を製作中らしいし、2002年から8年周期の2010年にリリースされたら、是非とも Boston & Stryper カップリング日本公演を行ってほしい。

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