Pyromania
イギリス盤は既に発売、アメリカ盤は6月23日発売予定。
待望の PYROMANIA DELUXE EDITION、発売日が早かった(イギリス発売に合わせていた) HMV のオンライン・ショップで予約して既に入荷もしているのだが、
Adrenalize
の入荷が遅れて発送されない状態になっていた。
別に急ぐものでもないし、MR. BIG の予習をしないといけないしと気にしていなかったのだが、某巨大掲示板を見てみると、Disc 1 と表示されている青い CD に L.A. Forum でのライヴが収録されていて、Disc 2 と表示されている赤い CD に PYROMANIA 本体を収録されているとのこと。念のため official の forum も見てみたら、やはりプレスミスがあるようで、それについての書き込みがあった。そして、HMV では PYROMANIA DELUXE EDITION が廃盤扱いになっている!(検索しても出てこない。代わりに 日本盤 SHM-CD 2枚組みの予約案内が出る。HYSTERIA と違って、PYROMANIA は日本盤それも SHM-CD でDeluxe Edition を出すとは商売している)。
Def Leppard の日本盤とイギリス盤(最近は Made in UK ではなくて Made in the EU だけど)を集めている私としては、こんなエラー物を見逃すわけにはいかない。
早速 CD ショップへ出かけて PYROMANIA DELUXE EDITION を買ってきた。
聴いてみると、確かに間違えている。EU プレス分だけだろうけれど、この物の売れないご時勢に痛いミスだ。
この件について HMV からメールが来ていた。
(メール転記)
【Artist】Def Leppard
【Title】Pyromania (Dled)(Rmt)
ご注文いただきました上記商品におきまして、DISC1のレーベルプリントしてあるディスクのDISC2の音源が、DISC2のレーベルプリントしてあるディスクにDISC1の音源が収録されているというプレスミスが発生したとの通達が取引先より参りました。
一度入荷致しました不良品は回収がおこなわれ、販売元にて良品の生産がおこなわれる予定となっております。弊社への入荷は6月下旬から7月初旬を予定しておりますのでご注文分については、こちらの良品入荷次第の発送となります。予めご了承くださいますようお願い致します。
(転記終了)
店頭販売分を買いに行っておいて良かった。Def Leppard コレクションにレア物が加わった。
HMV から送られてくるであろう修正品(いや、そもそもこうあるべき品)は、未開封のままコレクション入りかな。
さて、肝心の音源、PYROMANIA 本体はリマスターされて音がはっきりしているのが分かる。個々の楽器がクリアーになって聴きやすい。
そして、1983年のライヴ音源。一曲目の Rock! Rock! (‘Till You Drop) から疾走している。Joe Elliott も昔は声が出ていたのよね~。1983年9月、Photograph がヒットして、PYROMANIA が全米アルバム・チャート上位にランクされていた、バンドに最も勢いがあった頃のライヴ音源……若さ、勢い、パワー炸裂のライブだ。よくこんな音源残っていたな(俺様はいろいろ残していそうだ)というのと、よく今頃リリースする気になったなという思いが混じりながら、Def Leppard 初のフルセット・ライヴ CD を聴いていた。(この CD だけでも涙、涙の Steve Clark ファンは多いだろう。これが DVD とでもなれば…)。
あー、Photograph ちゃんと歌えている(1983年なら当然だ)。昨年の来日公演での悲惨な Photograph が頭によぎってしまった。25年という月日は非情だ。
ブックレットには、以前どこかで見た写真に加えて、初めて見る写真も。Brian May 博士と6人で写した写真も入っている。(PYROMANIA Deluxe Edition Credits のラストには Thanx to Dr. Brian May と謝辞が述べられている。こういうところ、欧米人はきっちりしている。ま、日本語には”先生”という便利な敬称があるけれど)。
リマスター PYROMANIA を聴いて、ライヴ聴きながらブックレットを見ていたら、気分はすっかり1983年に戻っていた。
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