Rock of Ages: The Definitive Collection
Def Leppard 北米盤ベスト・アルバム。
Official HP 5/26付け news によると、全米で66000枚を売り上げ、Billboard album chart No. 10 とのこと。カナダでは12000枚を売り上げ No.3。時流が時流なので HR/HM には厳しいが、夏のツアーでどこまで売り上げを伸ばすのだろうか？Gold = 50万枚 はいくだろうけれど。
Billboard のサイトで確認。左のインデックス Charts の Albums から入り、 The Billboard 200 のうち Top 100 をクリック。6/4付けアルバム・レギュラー・チャートで10位。アルバム・チャートに Def Leppard の名前が載るのも、随分と久しぶりではないだろうか？Top Internet Albums （こんな部門もあるのか） では No.8 だった。
さて、ROCK OF AGES について。BEST OF とは細かいとこで変えてきている。まず、裏ジャケット。ライブ終了時のステージ写真を使っている。それも、BEST OF のブックレットに使ったメンバーの後ろ姿写真とは違うもの。次に、ブックレットが4ページ増量され、BEST OF では1ページ3-4枚にまとめられていた写真が、拡大されて使われている。Steve Clark の生年月日-死亡年月日はイギリス式記載のまま。（08.01.91をアメリカ式に読むと、1991年の Joe Elliott の誕生日になってしまう。紛らわしい。）当然、BEST OF とは収録曲が異なるので、曲コメントも追加されている。Switch 625 は Joe の休憩タイム!?
肝心の CD は、リマスターということで音が凄く良くなっている。個人的な話だが、先日5年使っていたヘッドフォンが壊れたので、新しく買い換えたということもあるが（以前のものと値段的な差は無かったのだが、音が違う。技術革新の凄さを思い知った）、断然、音が良くなっている。ADRENALIZE や RETROACTIVE のような1990年代初めの CD は、もう、聴いていられないかもしれない。
順番通り、Disc One から聴いていく。収録曲は VAULT や BEST OF と大きく変らないので、BEST OF を聴いているノリでいたら、Hysteria のあと戸惑ってしまった。いつもと違う。ピアノがメイン楽器の、Miss You In A Heartbeat だった。Bringing On The Heartbreak ～ Switch 625 は、セットでないとね。その点では、BEST OF は選曲ミスだと思う。
Disc Two については、初期3枚のハード・ロック・ナンバーに、カヴァー曲 No Matter What を入れ、売れなかったアルバムのシングル・カット曲＋その他、という曲構成だけれども、頭4曲と終わり3曲に初期3枚の曲を持ってきているので、初期のハードなイメージが残ってしまう。Def Leppard の原点がそこにある、という主張なのだろう。Disc One は VAULT という雛形に合わせるということで、あまり苦労はしていないと思うが、Disc Two の曲順を決めるのは大変だったであろうと想像する。Now や Paper Sun は初期3作のハード・ナンバーとも合わせやすいし、 Woman や Stand Up のようなバラード曲は、ハードな曲の間に入れてもそう違和感は無い（聴いている方も、気分転換になる）。だが、ポップなカヴァー曲と異質な Slang については、結構難しいと思う。不思議なことに、BEST OF も ROCK OF AGES もカヴァー曲の後は Promises の並び。
コンピュータに取り込ませたところまでは良かったのだが、Disc Two の曲目がむちゃくちゃなのは、何とかならないのか？Slang, Rock Brigade, Woman, Stand Up, Another Hit And Run, Rock Rock, Let It Go, High ‘N’ Dry, Promises, Mirror Mirror, No Matter What, Too Late For Love, Now, Paper Sun, Work It Out, Die Hard The Hunter, Wastede, Billy’s Got A Gun。これは、何処のデータ？でも、Slang の前に Rock Rock を持ってくればこの曲順でも面白そう。
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