Stars / Hear ‘N Aid

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スターズ
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1985年に収録された HR/HM 版 Live Aid。

本日、移転新装開店となった蛸薬師のビーバーレコードへ行ってみた。
店は広く明るく陳列されている商品は数多いものの、昨今の洋楽低迷のためか、移転によるバーゲンで売れてしまったためか、思っていた程 Pops & Rock、HR/HM の CD は置いていなかった。片隅でアナログ・レコードも売っていたので一応漁ってみたところ、Hear ‘N Aid の12インチ・シングル盤に遭遇。アナログ・プレーヤーも無いので買わなかったけれど、こうやってお目にかかれることもあるのかと、ただ、ただ驚くばかり。
そういえば、2週間程前に京都では老舗の JEUGIA 本店で CD を見ていたとき、HEAR ‘N AID が店頭にあったのにも驚いた。この CD は1994年のリリースだから、下手すればとっくに廃盤になっていてもおかしくないというのに。昨年は見かけたことが無かったから、今年になって注文が入り店頭にも置いていたのかもしれない。
Band Aid に始まるチャリティーの流れは HR/HM 界にも及び、Dio の Ronnie James Dio の呼びかけに賛同した HR/HM 系アーティスト達によって Here ‘N Aid というプロジェクトが成された。タイトル曲 Stars は Jimmy Bain – Vivian Campbell – Ronnie James Dio の3人のペンによる曲である。もっとも、中心となって動いたのは当時 Dio に在籍していた Vivian Campbell と Jimmy Bain というのもよく知られている。(と書きながら、
BURRN ! (バーン) 03月号 [雑誌]
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に載っていた Viv のインタビューを思い出していた。Viv は若い頃から良い人過ぎる)。
それにしても、参加アーティスト達の錚々たるや、こんな凄いプロジェクトはもう二度と無いのではないだろうか。リード・ボーカルを取っているのが Ronnie 御大に加え、Dave Mniketti (Y&T)、Rob Halford (Judas Priest)、Kevin DuBrow (Quiet Riot)、Eric Bloom (Blue Oyster Cult)、Paul Shortino (Rough Cutt)、Geoff Tate (Queensryche)、Don Dokken (Dokken)の8人、ギター・ソロを弾いているのが Vivian Campbell (Dio)(昔はこれだけ弾いていたというのに、テクニックが無くて苛立っていたって Burrn! のインタビューで答えていた Viv 様、苦労していたのね)、Craig Goldy (Giuffria)、Eddie Ojeda (Twisted Sister)、Brad Gillis (Night Ranger)、Neal Schon (Journey)、George Lynch (Dokken)、Yngwie Malmsteen、Carlos Cavazo (Quiet Riot)、Donald “Buck Dharma” Roeser (Blue Oyster Cult)の9人、その他バック・コーラス隊合わせて総勢40人が参加している。こうして参加メンバーを見ると、あの人は今?状態のアーティストも散見されるが、20年経っても現役バリバリで活躍している人々が多いのにも驚かされる。
この Stars の超目玉といえば敏腕ギタリスト達によるソロの競演だけれど、早弾きバトル大会になっていて、アーミングの Brad Gillis と流れるようなメロディアス早弾きの Yngwie Malmsteen 以外、誰がどこを弾いているのか私には分からなかった。CD のライナーには 12小節ずつの第1ソロ~第6ソロまで誰と誰が担当と記載しているものの、その12小節の間に入れ替わりがあって分かりづらく、日本語解説のさらに細かい順番の記載を見て、ようやく誰が弾いているか判明した次第。
HR/HM ファンにとっては貴重な音源だけれど、マニアックなものなのかも知れない。

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