Unbelievable / Def Leppard

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(アメリカ盤ジャケット)
Def Leppard の作品中、アメリカで最も売れなかった(RIAA のデータだと Gold にも達していないようで一覧表にも出てこない)アルバム X の2曲目。EUPHORIA は Gold 獲得しているのに。
アマゾンでは、日本盤は品切れの模様。
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3日連続で Def Leppard になってしまった。
一昨日、昨日と20世紀の Def Leppard の思い出を綴ったが、今日は21世紀の Def Leppard で。
Def Leppard の Official HP を見てみると、カヴァー・アルバムのタイトルが YEAH! になり、全世界で9月20日発売になった、とアナウンスされていた。YEAH! とは、またあっさりしたタイトルで、と思いつつ、頭に流れてきたのが Unbelievable だった。ロックに限らず、歌の中で ‘Yeah’ や ‘Hey’ といった言葉はよく聞かれるものだが、Lepps の曲で ‘Yeah’ が結構出てくる曲として Unbelivable が真っ先に浮かんできたのである。(これが ‘Hey’ なら、間違いなく Pour Some Sugar On Me になるところ。)
2004年10月25日のイギリス盤 BEST OF の発売に始まり、(2004年11月10日日本盤 BEST OF 発売)、2005年5月17日に北米盤 ROCK OF AGES 発売、そして2005年9月20日に全世界でカヴァー・アルバム YEAR! 発売予定であるが、3-4年ごとにオリジナル・アルバムをリリースしていた Lepps のペースから考えると、いくら企画物でも unbelievable なアルバム発売ペース。シングル盤並みの速さ。おまけに、今年の夏は北米ツアーを行うとなると、Def Leppard は一体どうしたの?と心配してしまう。ま、話題が多い方がファンとしては嬉しいけれど。
Unbelievable は、イギリスでシングル・カットされた Long Long Way To Go (Lionel Richie がカヴァーした)と共に、Def Leppard のメンバーが曲作りに全く関っていない、外部ライターの手によるものである。LLWTG 同様に、彼らのコーラス・ワークを生かした美しいバラード曲。これらのバラードに限らず、 X の収録曲が、それほど飾り立てていないあっさりとしたハード・ポップ・チューン(数曲 HR/HM らしいものもある)であるため、Def Leppard = PYROMANIA, HYSTERIA =重厚に音を重ねまくった、1980年代の HR/HM という印象が強い人々には(特にアメリカで)受け入れられなかったきらいがある。
2005年5月23日現在での、Amazon.com における Lepps アルバム売れている順(RIAA の認定枚数を追加記入)が、ROCK OF AGES、BEST OF (N/A)、VAULT (3 Million)、HYSTERIA (12 M)、PYROMANIA (10 M)、HIGH ‘N’ DRY (2 M)、ADRENALIZE (3 M)、ON THROUGH THE NIGHT (Platinum)、SLANG (Gold)、EUPHORIA (G)、RETRO ACTIVE (G)、 X (N/A) となっている。こうやって各アルバムの売り上げを並べると、ベスト盤に SLANG、EUPHORIA や X からの曲が少ないのも納得してしまう。
BEST OF は、イギリス盤にしろ日本盤にしろアメリカでは輸入盤になるから割高だろうし、こうなったら、廃盤予定の VAULT がどれだけ売り上げを伸ばすかが楽しみになるな。(悪趣味?)10年かかって、総計400万枚越えたら、これまた unbelivable な話。

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