Special Forces
1982年7月、38 Special 初の全米 Top 10 ヒットとなった曲。
邦題「想い焦がれて」。
このブログの記事に取り上げているアーティストのうち、断トツに多いのは専用インデックスを作っている Def Leppard であるが、次点が今年1月に来日公演を行った Europe、そして3番目に多いのがこの 38 Special (+関連の Van Zant および Lynyrd Skynyrd)になる。Def Leppard に出会う半年前、1982年10月23日の「ポップス・ベスト10」で彼らの曲を認識して以来、1980年代の熱心さがなくなったにしても、今だに CD を買い続けている。
REO Speedwagon の Keep The Fire Burnin’ を録音した流れで(当時の「ポップス・ベスト10」は下位にランクされた曲は数曲まとめて放送していた) 38 Special の Caught Up In You も録音したのだけれど、それがきっかけとなって出合った 38 Special は私の洋楽人生に大きな影響を及ぼした。1970年代サザン・ロックの流れを汲む豪快なサウンド、ギター主体のキャッチーなメロディー、ツイン・ボーカルによるコーラス。どれをとっても、私の好みに合っていた(外見は気にしていない)。
38 Special の Van Zant 兄弟繋がりで 1970年代の定番 Lynyrd Skynyrd や The Allman Brothers Band、今も現役 ZZ Top など、サザン・ロックを知ったことは大きい。年上の洋楽愛好者と話していて、Lynyrd Skynyrd のことが話題に出てきた時には少し驚かれたこともある(私が Lynyrd の全盛期を知らない世代だから)。フロリダ州の Jacksonville という街も彼らの出身地ということで初めて知ったし、deep south という英語もサザン・ロック関連から覚えた。音楽だけでなく英語やアメリカ文化など、38 Special を取り掛かりとして勉強したことは数多い。
1980年代ですら日本での人気が今一つだった 38 Special (それでも「ポップス・ベスト10」にランク・インした時代があったのだ)、ここ数年に発売されたベスト盤の日本盤がリリースされていないことをみても、現在の日本における彼らの認知度が推し量られる。ファンとしては、やはり悲しい。
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