グラス・ハウス
1980年に発表されたアルバム。
この1ヶ月、耐震強度偽装問題が話題にならなかった日はない。次から次ぎへと耐震偽装された物件が明らかになって、12月16日現在、その数、日本全国で75棟になるとのこと。関った設計士も一人だけではない可能性が出てきているし、今後、耐震強度偽装物件の数はさらに増えていくのかもしれない。物件に関った様々な企業のみならず、補償問題で国や地方自治体を巻き込んで、今年日本での最大のスキャンダルになっている。
地震に弱い建物から、脆弱な建物の連想として GLASS HOUSE が浮かんできた。
浮かんだは良いが、私はこのアルバムを持っていない。大抵のアーティストと同様に
ビリー・ザ・ベスト
で済ませている。
GLASS HOUSE の1曲目 You May Be Right (邦題「ガラスのニューヨーク})は、ベスト盤にも収録されているので知っている。いきなりガラスが割れる音で始まるオープニングには驚いた。いくらガラスが関係するからといって、Billy Joel が New York 出身だからといって、「ガラスのニューヨーク」という邦題は話が飛躍しすぎているような気もするが、洋楽には邦題が必要だった時代背景を考えると仕方が無いか。
偽装問題は今回に限ったわけではない。
これからの時代、気になることに対しては、あなたの言うことは正しいかもしれないが(You may be right, but …)、と反論・検証していくのが自己防衛として必要になるのだろう。大変な時代だ。
コメント