伊藤若冲大全
江戸時代に活躍した京都の画家。
今日、所用で駅に行ったら、巨大な鶏の絵が描かれたポスターに目が留まった。そうだった、今日から京都国立近代美術館で若冲展が開催されるのだった。(正しくは「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」。この夏東京で開催され、今秋京都、来年冬に福岡、来年春に愛知と巡回する)。向かいの京都市美術館では「ルーブル美術館展」を開催しているし、これから秋の観光シーズンに入る。平安神宮界隈は物凄く込みそう。
私が伊藤若冲の名前とその絵を知ったのは、「若冲、こんな絵かきが日本にいた。」というキャッチ・コピーで2000年秋に京都国立博物館で開催された若冲展が初めてだった。宣伝看板に描かれた巨大な雄雄しい鶏の絵に只者ではない気迫を感じ、江戸時代に京都で活躍したというプロフィールに興味を持ったので見に行ったのだが、江戸時代=浮世絵のイメージしかなかった私の概念を無残に打ち砕く、迫力ある斬新かつ繊細な絵の数々に圧倒されてしまったのである。入館前は博物館から出る人出る人皆図録を持っていたのを不思議に思っていたけれど、作品群を見た後ではそれも納得、普段めったなことでは高価な図録を買わない私ですら(気に入った絵葉書を数枚買うに留めている)、さすがにこの時は出口で図録を買い求めた程である。
そういえば、小池環境大臣がプロデュースした「もったいないふろしき」の図柄は若冲の絵だった。
展覧会、何時行っても込んでいるだろうな。何時行こう?
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