2017年2月7日に日本武道館で行われた ESCAPE & FRONTIERS 再現ライヴ。
2017年に行われた Journey の日本公演は新譜に伴うものではなかったので、過去のヒット曲中心のセットリストだったが（2017年2月1日 大阪公演の記事参照）、日本武道館での東京公演2日目は ESCAPE & FRONTIERS 完全再現という凄い企画だった。（さすがに東京まで観に行く元気はなかった）。
その ESCAPE & FRONTIERS 完全再現ライヴを収録した Blu-ray (+ 2CD) が発売されたので早速購入。曲を iTunes に取り込みたかったので CD 付きを買ったが、日本盤は値段が高い。（Blu-ray にはボーナス映像として Lights と Any Way You Want It が収録されているものの、CD には入っていない）。
ライヴは Neal Schon のギターが炸裂する Don’t Stop Believin’ Intro から始まる。そして、おなじみのピアノのイントロ。いきなり Journey を代表する曲から始まるのだから、アルバム完全再現も良し悪しだ。
ヴォーカルは大半の曲を Arnel Pineda が歌っているが、ESCAPE の Lay It Down、FRONTIERS の After The Fall と Frontiers はサポート・メンバーの Travis Thibodaux が歌っている。 Travis Thibodaux も歌は上手いけれど、やはり何かが違う。Journey は Steve Perry の声でこそ Journey であり、Steve Perry の声に近い Arnel Pineda のヴォーカルだから、アルバム再現ライヴも成り立つことが改めてわかった。
個人的趣味としては、ESCAPE + FRONTIERS の完全再現ではなく、ESCAPE 完全再現 + ヒット曲の構成の方が良いように思った（ESCAPE のラストは Open Arms だが、FRONTIERS のラストは Rubicon で、ライヴ終盤向きの曲ではない）。しかし、大ヒットした2枚のアルバムを完全再現することに意義があるので、この貴重なパフォーマンスが映像作品として発売されたのは非常に良かった。
コメント