東宝公楽を除く東宝系映画館5館がこの週末をもって閉館となり、数十年の歴史に幕を下ろす。京都スカラ座と京都宝塚劇場が入っている京宝会館の前を通ったら、さよならイベントとして過去の名画を上映しているとの案内が出ていた。昨年夏、東宝は JR 二条駅前に最新設備の TOHO シネマズ二条をオープンさせているので、京都市内における映画館の数としてはさほど変らないものの、繁華街・河原町での映画館地図が大きく変ってしまう。いや、映画館の問題だけではない。昨年10月に河原町の丸善・京都店が閉店したばかりなのに、京宝会館1階のブックファーストが閉店になると(京宝会館を取り壊す事になれば撤退するであろう)本屋巡りも面倒になってしまう。MOVIX 京都南館に紀伊国屋、京都 BAL にジュンク堂(今のところ8階のみ)があるとはいえ、各店への移動距離が長くなってしまうので大変だ。
時代の波は、日々古都京都を変貌させている。
そんなことを考えていたら、久し振りに Boston の Long Time を聴きたくなった。正確には Foreplay / Long Time。インストゥルメンタルの Foreplay 部分を含め、7分40秒を越えるタイトル通り長編の曲である。Boston らしい壮大な空間を感じさせる楽曲で、私の Boston お気に入りソング・ベスト3に入る。長年付き合った彼女と別れて自分の道を進んでいくんだ、という意味の歌詞であるが、その一節 time doesn’t wait for me it keeps on rollin’ は様々なシチュエーションに当てはまるので、自分を励ます時によく聴いていた(Don’t Look Back とセットで聴くと一層の効果あり !?)
政治・経済だけでなく、身近なところでも激動の時代は動いている。
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