PETER AND THE WOLF / Jack Lancaster & Robin Lumley

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1975年に発売されたアルバムを SHM-CD 化したもの。


Peter And The Wolf はまだ続く。
David Bowie がナレーションしている音源に続いて見つけたのが

Jack Lancaster & Robin Lumley は知らないけれど、アマゾンのレビューを読んでぶっ飛んだ。参加ミュージシャンの中に Brian Eno、Gary Moore、Cozy Powel に Phil Collins の名前がある。
一体これは何、ということで CD を注文した。
届いた CD の日本語解説を読むと、1970年代半ばから1980年にかけて活動した

の Jack Lancaster と Robin Lumley が、ロックの楽器を用いてクラシックを解釈することで、若者にクラシックに触れる機会を作ることを目的に作られたものだそうだ。ロックに合うように原曲のコード構造をアレンジし、取り上げる曲も原曲の全てではなく、いくつか新たなオリジナル曲を付け加えるなど工夫している。(クレジットを見ると、収録曲の半数以上が Lancaster / Lumley 名義)。
クラシック同様、各楽器に役割を持たせている。
Peter: Manfred Mann – synthesizer
Bird: Gary Brooker – synthesizer
Duck: Gary Moore, Chris Spedding – guitar
Cat: Stephane Grappelli – violin
Wolf: Brian Eno – synthesizer
Grandfather: Jack Lancaster – lyricon and saxes
Hunters: Cozy Powel, John Hiseman, Bill Bruford, Phil Collins – drums
ロックにアレンジされているとはいえ、クラシックの原曲の雰囲気は保たれている。(先に原曲を聴いたからそう思うのかもしれない)。しかし、原曲を知らなくてもロックのアルバムとして十分楽しめるだろう。意外な流れで、20代半ばの Gary Moore のギターに出くわすとは思わなかった。

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