Still Got The Blues / Gary Moore

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スティル・ゴット・ザ・ブルーズ
スティル・ゴット・ザ・ブルーズ
1990年にリリースされたアルバムのタイトル・トラック。


アイスランド火山噴火の影響でヨーロッパの多くの空港が閉鎖されていた最中、幸運にも(?)ロシア公演を行っていた Gary Moore は、ヨーロッパ便運行停止後に初めて欧州方面から成田空港に到着したモスクワ発の飛行機に搭乗したために、期せずして日本の TV にその貫禄ある姿を披露することとなった。


http://www.youtube.com/user/ANNnewsCH#p/u/20/vFwlTOJUsYI
↑の動画、再生回数が9000回を超え、同じ日の ANN のニュース動画で群を抜いているのは Gary Moore のサングラスにドクロTシャツ姿を見たい HR/HM ファンやかつてのギター・キッズ達の影響に違いない。
来日公演の良い宣伝になったのではないだろうか。
昨年9月の Derek Trucks & The Doobie Brothers 以来のグランキューブ大阪。
グッズ販売に並ぶ列が長々と続いていたので、パンフレットを買うのを諦め会場へ入る(それにしても、最近のパンフは高い)。
客入りは一階席がほぼ埋まり、二階席が三分の一ほど入っていただろうか。
最近のライヴには珍しく、15分押しで客電が落ちて Gary Moore ワンマン・ショーの始まり、始まり。
熱心な Gary Moore ファンではないので、セットリストは某巨大掲示板等を参考。
2010.4.26 Gary Moore @ グランキューブ大阪
1. Oh Pretty Woman
2. Bad For You Baby
3. Down The Line
4. Since I Met You Baby
5. Have You Heard
6. All Your Love
7. I Love You More Than You’ll Ever Know
8. Too Tired
9. Still Got The Blues
10. Walking By Myself
Encore 1
11. The Blues Is Alright
Encore 2
12. Parisienne Walkways
ブルーズのセットということだったので席に座ってゆっくり観れるかと思いきや、最初からハード・ロック調のギターが炸裂し、私の周辺のオーディエンスはスタンディング。サウンドメイトで先行予約したチケットは、前の方だけど一番右端という素晴らしい席だったので、仕方なく立つはめになった。歌う時の Gary Moore の立ち位置が舞台に向かって左側、ギター・ソロは中央だったのと、前の観客数人が立ちっぱなしだったために、スローなブルーズ・ナンバーでも立って見続けることに。
席は時として観づらかったものの、人間国宝と称される Gary Moore のギターはやはり凄かった。
1980年代の来日公演は観ていないので比較できないけれど、畳み掛けるようなマシンガン・ピッキングや情感こもった泣きのギター・フレーズに、ただただ圧倒されていた。
本当に人間国宝とは良く言ったもので、長年に渡り鍛え上げられた芸、いや技を鑑賞するライヴだった。
初めに盛り上がったものの、中盤のスロー・ナンバーで観客の大多数は着席。(某巨大掲示板の書き込みを見ると、寝ていた観客がそこそこいたようだ。グランキューブは席がゆったりしているから、講演会などでも油断するとつい眠ってしまう)。終盤の Still Got The Blues あたりから再び盛り上がり、Walking By Myself は立って歌うように Gary 先生からの指示もあったことから、ようやくフロア全体がスタンディングとなって本編が終了した。
アンコール1曲目の The Blues Is Alright はオーディエンス参加の合唱ソングなのだが、今ひとつの盛り上がり。
一番のハイライトは、アンコール2曲目の Parisienne Walkways だったのは言うまでもない。皆がこの曲を待っていた!という盛り上がりで、また Gary 先生もこれでもかと弾きまくっていた。
バンド・メンバーの紹介もなく(ウドーのサイトから転載 Steve Dixon (ds), Pete Rees (b), Vic Martin (key))、ひたすら Gary Moore のギター(と歌少々)を聴かせることに徹したライヴだった。
ブルーズのセットでこうなのだから、日本のファンが期待するハード・ロックのセットならどうなるだろう?
次の来日公演が楽しみだ。(何時になるの?)

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